共感を呼ぶブログ文章の書き方|読者を惹きつける3つのコツとテクニック

共感を呼ぶブログ文章の書き方-読者を惹きつける3つのコツとテクニック

この記事は、こんな方におすすめです!

  • ブログの滞在時間を増やしたいが、何をしたら良いのかわからない方
  • 顧客の心に響くコンテンツの作り方を知りたい方
  • 共感力UPがもたらすメリットを知りたい方
概要

共感とは?

北街

共感とは、他人の感情を自分のことのように感じることです。簡単に言うと、「その気持ちわかる」という感情。相手との共通点を見つけると、好感や信頼、安心感という気持ちを抱きます。

共感が重要なことはわかるけど、「素人が共感を呼ぶ文章を書けるようになるの? 」と思いますよね。プロのような文章は書けないかもしれませんが、ある程度共感を呼ぶ文章は書けるようになります。

なぜ、共感が必要なのか?

インターネットの空間は、似たような趣味や感性を持った人が、簡単に集まることができ、多くのコミュニティを作っています。

北街

ネット上のコミュニティに人が集まるのは、共感や安心を求めているからです。

なので、ブログの文章を書く時は、「共感」を意識しなければいけません。では、どのように書けばいいのでしょうか?

どうすれば感情移入するのか?

金子みすゞさんの「こだまでしょうか」という詩があります。

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。


・・・

という書き出しで始まる、子供のやりとりの描写から、いつの間にか感情移入、共感してしまう詩です。何年か前にテレビCMで使われていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

共感される文章の公式

共感を呼ぶ文章には公式があります。公式は次の3つです。

  • 共感される文章 ≠ 感情的な文章
  • 個性的な体験 < 普遍的な体験
  • 感情的な表現 < ストーリー化

共感される文章 ≠ 感情的な文章

共感される文章というと、感情的な文章を書いたほうが良いように思いますが、真逆で、書き手の感情を表に出さない文章のほうが共感を得やすいです。

なぜか?

北街

なぜなら、読者は書き手の感情に興味がないからです。

例えば、「こだまでしょうか」に書き手の感情が付け加わるとどうなるか?

暇で死にそうだったので、「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていわれて、とても嬉しかった。
頭にきたので、「馬鹿」っていうと
「馬鹿」って言い返してきたので、ムカついた。

感情的な文章が付け加わると、まったく共感できなくなってしまいます。感情表現が入ると、自分事ではなく、他人事になってしまうからです。

個性的な体験 < 普遍的な体験

共感は、「その気持ちわかる」と追体験できるものでなければなりません。なので、あまりにも個性的な体験では、共感を得ることはできません。「自分も同じような経験をしたことがありました。その時、同じような気持ちになりました。」という普遍的なものでなくてはなりません。

これも「こだまでしょうか」に付け加えてみると、

「もう遊ばない」っていうと
「もう遊ばない」っていう。
そして、あとで
喜びが湧き上がり、ひとりほくそ笑んだ。

意味不明で、共感の「きょ」の字も出てきません。遊ばないと言われて、「喜ぶ」という、一般的ではない気持ちは理解できないので、共感を呼ぶことはできません。普遍的な体験で共通する感情に結びつけることが重要です。

感情的な表現 < ストーリー化

北街

共感される文章は、感情的な表現で伝えるのではなく、ストーリー化された描写表現でイメージを膨らませます。

「こだまでしょうか」は、感情的な表現がほとんど使われていません。そうではなく、描写された場面のイメージによって、「自分も同じような気持ちになったことがある」という共感に結びつけています。

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。

何気ない子供の会話だけで、感情的な表現がほとんど使われていません。描写された場面だけで感情を呼び起こさせて、「自分も同じ気持ちになったなぁ」という共感に結びつけています。

プロのようには書けないかもしれませんが、このような公式を使うことで、共感を呼ぶ文章が書けるようになります。

つかみと共感の切っても切れない関係

そして、ブログの文章の場合、文章以上に重要なのが「順番」です。

北街

まずは読んでもらえなければ、共感してもらえません。なので、読んでもらうことに全力を注ぎます。

ブログの場合、つかみとリードコピー、共感までの、ファーストビューで、読み進めるかどうかが判断されます。

共感までの3段話法

  • 「え、ナニ、ナニ!?」(つかみ)
  • 「お、この文章、面白そう!」(リードコピー)
  • 「この文章、私のための文章だ!」(共感)

これが共感への、ホップ・ステップ・ジャンプです。

「この文章、私のためだ」と共感してもらえるかは、この一連の流れで決まります。1分程の間に、共感まで辿り着かなければいけません。

出しおしみしている暇はありません。
 
「つかみ」だけでは、先を読んでもらえません。「リード」で次を読もうと思っても、共感がなければ、読み進めてはもらえません。「共感」してもらえても、「つかみ」がなかったら、多くの人に知ってもらうことができません。この3つがセットになっていなければ、効果を出すことができないのです。

ブログを成功させるには、最初に「見どころはココだよ」「読む価値のあるブログだよ」「あなたと同じ気持ちですよ」ということを伝えることに注力しましょう。

顧客の心を捉えろ!魅力的な「つかみ」に公式

顧客の心を「つかむ」には、感情を揺さぶらなければいけません。まさに「え、ナニ、ナニ」と思ってもらう必要があります。

そのために、重要なのが、「質問形式」です。人は、質問されると、どんな質問であっても、その答えを探してしまう習性があります。そして、「自分だったらこう考えるよな」と、問題を「自分事化」します。

なので、質問形式で問いかけるキャッチコピーは有効です。

そして、より具体的に「自分事化して考えてもらう」ために、

  • 具体例を交えた質問にする
  • 数字を交えた質問にする
  • 感情的な表現を交えた質問にする
  • 論理的に飛躍した質問にする

など、一捻りすると、さらにキャッチーになります。

「共感」へのブリッジとしての「リードコピー」

「リードコピー」は、「つかみ」と「共感」を繋ぐ役割を担います。

「つかみ」は、「え、ナニ、ナニ」と、注目を集める言葉です。いわば、街中で大きな声で、客引きをしている販売員のようなものです。とりあえず注目してもらうことが目的になります。言葉は悪いですが、「意味はよくわからないけど、見てしまう」という言葉。

意味がよくわからない「つかみ」だけでは、「共感」を得ることはできません。

そこで重要になってくるのが、リードコピーです。

リードコピーを読む人は、「つかみ」に興味を持っている人。なので、リードコピーは、先を読む事で得る価値を端的に、具体的に伝えます。

「共感」から逆算して、「リード」と「つかみ」を決める

「つかみ」には、もう一つの目的があります。それは、「課題に気づいてもらう」ということです。ほとんどの顧客は、今、幸せです。幸せなので、行動を起こそうとはしません。顧客が、あなたの商品やサービスに無関心なのは、今幸せで、現状を変える理由がないからです。

なので、世の中は、こんなに良くなっていて、あなたはしなくてもいい苦労をしているという、現実を突きつけることが、最大の目的になります。

ナニに「共感」するのか?

「共感」の先には、「私も、あなたと同じです。苦労をいっぱいしてきたので、あなたの気持ちがよくわかります。この商品やサービスは、あなたの苦労を解決します。」という流れにすると、購入に結びつけやすいです。

「共感」から「リードコピー」を逆算すると

「リードコピー」は、できるだけ具体的に、そんな苦労をしてきた私が、

  • なぜ変わることができたのか?
  • そのきっかけは?
  • それによって得た恩恵は?
  • その商品によって、どれだけ改善できたか?

という内容を端的に表現して、「共感」へ繋ぎます。

まとめ

滞在時間が短い、コンバージョンが少ないというブログは、興味喚起ができていない、興味喚起ができていても共感を得ることができないということが多いです。その問題を解決するには、「つかみ」「リードコピー」「共感」の構造を理解して、「共感」から逆算して、改善する必要があります。

ブログは、面白いもので、最初から最後まで、顧客の集中力を切らさないような文章にしようとすると、かえって読んでもらえません。最初に山場をもうけて、読む価値があると思わせることに全力を注ぎ、多少、中だるみがあるくらいのほうが反応を得ることができます。

ぜひ、「つかみ」「リードコピー」「共感」をチェックしてください。そして、もし、もっと深く改善したいとお考えなら、「繁盛ホームページ【9日間プログラム】」にチャレンジしてみてください。

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