「ブログを更新したのにアクセスが増えない」「コンテンツを追加しても検索結果の上位に表示されない」そんなお悩みはありませんか?
「あれだけ時間をかけて頑張ったのに・・・」必死に書き上げた努力が徒労に終わる。そんな辛い思いは、これから紹介するSEOライティングを知ることで、簡単に解消できるかもしれません。
私も以前、紙媒体と同じ書き方でブログを更新し、アクセスが増えずにモンモンとしていました。ご存じの通り、Webサイトやブログ、SNSは、Web用の文章の書き方をしないと、検索結果の上位に表示されず、アクセスも増えません。努力が報われない。「もしかして、俺ってオワコン」と落ち込む日々が続きました。それが、SEOライティングを知ったことで、一気に、その闇(病み?)から抜け出すことができました。その方法をこの後詳しく紹介します。
このコラムを読み終えた頃には、アクセスが増えない、上位表示されないという悩みから解放されて、Web恐怖症の病みから抜け出すことができるでしょう。
SEOライティングで重要な読者にも検索エンジンにも伝わる文章とは
SEOライティングで最も重要なことは、読者が、“知りたい情報”、“必要としている情報”を発信することです。
今まで、情報を得る側は、テレビや紙媒体(新聞や雑誌、チラシなど)から情報を得ていました。そのため、発信する側は、情報を載せてもらえれば、「読者にどう伝えるか」だけを考えていれば伝えることができました。
しかし、Webは、検索エンジン(GoogleやYahoo)を経由して、サイトにアクセスしてもらわないと、情報を伝えることができません。そのため、検索エンジンに評価されるような文章を書かなければなりません。
SEOライティングは、「読者が読みたいと思ってもらう」と同時に、「検索エンジンに読者が求めている情報だと思ってもらわなければいけない」ということです。
SEOライティングのポイント 検索エンジンは“何”を見て判断するのか?
検索エンジンは、サイト上の文章を全て読み込んで、読者が求めている情報だと判断をするのでしょうか?
AIの技術が進歩し、文章を理解できるようになってはいますが、全ての情報を平等に扱って判断している訳ではありません。検索エンジンが評価の重要度が高いと考える要素があります。
なので、重要度が高い要素を優先的に最適化していくことで、検索エンジンの評価を上げることができます。
重要度が高いと判断されるポイントは以下になります。
- 【ポイント1】タイトル
- 【ポイント2】メタディスクリプション
- 【ポイント3】見出し
- 【ポイント4】リード文
- 【ポイント5】本文
- 【ポイント6】画像
- 【ポイント7】引用
- 【ポイント8】E-A-Tを意識する
- 【ポイント9】内部リンク
【ポイント1】タイトル
タイトルとは、検索結果に表示さえるセンテンスです。30文字前後の短い文章で、ユーザーは、検索結果に表示されたタイトルを見てアクセスするかどうかを決めます。そのため、検索エンジンもタイトルを重要視します。
【ポイント2】メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、検索結果のタイトルの下に表示されるWebページの概要や要約が書かれた文章のことです。検索エンジンに対して、「このWebページはこんな内容が書いてあります」ということを伝える役割も果たします。PCは120文字程度、スマホは50文字程度の文章になります。
【ポイント3】見出し
Webサイト、ブログで言う見出しは、トピックや章ごとのタイトルになります。見出しは、重要度によって、h1〜h6までの6種類に分けられています。そのため、見出しの内容と分類を見るだけで、そのサイト全体が、どのような構成になっているかがわかるようになっています。検索エンジンもサイト全体の構成を見出しによって判断していると言われています。
【ポイント4】リード文
SEOライティングにおけるリード文では、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。まず、文頭の文章の中にキーワードを自然に含めるようにします。検索エンジンにも読者にも関連性が強い文章であることを示します。また、記事内容を簡潔にまとめ、読むことで、どのような価値が得られるかを伝えます。読者はとてもセッカチです。結論を知る前に離脱されないように、冒頭で結論を伝えます。
【ポイント5】本文
本文は、Webサイトやブログの見出しやキャプション以外のテキスト記事の部分になります。Webサイトやブログの文章のほとんどの部分が本文になります。本文の内容が重要であることが言うまでもありませんが、SEOライティングは、本文以上に、タイトルやメタディスクリプション、見出しを重視しています。
【ポイント6】画像
文字だけの記事では、読む気を失うことはありませんか? 画像やイラストを入れ込むことで、関心を引き続けることができます。適切な画像を挿入することで、視覚的な刺激を与え、記事の内容をよりわかりやすく伝えることができます。また、画像にはaltタグを設定し、説明文にキーワードを含めることで、SEO効果を高めることができます。
【ポイント7】引用
顧客は営業マンの言葉を信用しません。同様にホームページの文章も信用しません。信頼できるデータや専門家の意見を引用することで、記事の信頼性を上げることができます。特に、公的機関や権威あるサイトからの引用は、読者に安心感を与え、内容の正当性を補強します。また、引用元にリンクを設置することで、SEO的にも評価されやすくなります。
【ポイント8】E-A-Tを意識する
SEOライティングで重要な要素としてE-A-Tを意識することが重要です。E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、Googleがコンテンツの品質を評価する際に重視する要素です。専門性を示すためには、業界に精通した知識を活かした内容や、権威性を高める内容が求められます。そして、信頼性を確保するためには、正確な情報を提供し、ユーザーの疑問に正直に答える姿勢が大切です。
【ポイント9】内部リンク
内部リンクとは、自社のサイト内の異なるページへ遷移するリンクのことです。これにより、ユーザーは関連情報を簡単に探しやすくなり、サイト内のナビゲーションが向上します。さらに、内部リンクはSEOにおいても重要な役割を果たします。検索エンジンは、内部リンクを通じてサイト構造を理解し、ページの評価を上げることができます。
検索エンジンは、タイトルやメタディスクリプションからコンテンツの内容を理解して、コンテンツの見出しから、全体の構成や情報が網羅されているかを確認し、キーワードとの関連性があるかを判断しています。
SEOライティングで重視する“キーワード”とは?
では、タイトルやメタディスクリプション、見出しに、どのような情報を入れると検索エンジンの評価が上がるのでしょうか? それは、「キーワード」です。
キーワードとは、ユーザーが検索窓に入力する単語や語句のことです。
検索する際に、私たちがするたった1つのことが、「検索窓にキーワードを入力する」ということです。そのキーワードを頼りに、検索エンジンは、関連性が高いと思われるサイトを検索結果の上位に表示します。
そのため、①理想の顧客が使うであろうキーワードを見つけ、②検索エンジンに、自分のサイトがそのキーワードに関連性が高いと思われることが、アクセスを増やすポイントになります。
理想の顧客が検索するキーワードの見つける4つのステップ
理想的な顧客が検索するキーワードを見つけ、検索結果の上位に表示できるようになれば、多くの見込み客を集めることができます。理想の顧客が検索するキーワードを見つけるには、以下のステップを参考にして見つけていきます。
- STEP1:顧客のペルソナを明確にする
- STEP2:顧客の課題やニーズをリサーチする
- STEP3:競合サイトを調査
- STEP4:検索キーワードツールを使ってリサーチ
STEP1:顧客のペルソナを明確にする
理想の顧客像(ペルソナ)を明確にします。年齢、性別、職業、興味関心、課題、ニーズなどを詳細にリストアップしていきます。ペルソナが具体的になればなるほど、ペルソナが抱える悩みや興味関心が明確になります。キーワードが絞り込みやすくなります。
STEP2:顧客の課題やニーズをリサーチする
理想の顧客が抱えている課題やニーズを深く理解することが重要です。顧客がどのような問題を解決したいと考えているかをリサーチします。そのニーズに基づいて、検索しそうな言葉をリストアップしていきます。
STEP3:競合サイトを調査
競合他社や人気のブログ、Yahoo!知恵袋などで、どんなキーワードが使われているかを調査します。競合他社のホームページは情報の宝庫です。ライバルも同じような顧客層のお悩み解決に全力を尽くしています。競合他社のサイトをリサーチし、どのようなキーワードが使われているか精査していきます。
STEP4:検索キーワードツールを使ってリサーチ
Googleキーワードプランナーやラッコキーワード、Ubersuggestなどキーワードツールを活用して、ペルソナが使いそうな検索語句をリサーチします。
このプロセスを繰り返すことで、理想の顧客が検索するであろうキーワードを集めていきます。
キーワードと関連性が高いと検索エンジンに思ってもらう3つのステップ
では、どうすれば検索エンジンに、キーワードと関連性が高いサイトと思ってもらえるのか?
理想の顧客が検索するであろうキーワードと関連性が高いサイトと思ってもらうには、以下のステップを参考にして、SEOライティングを進めていきます。
- STEP1:検索意図を類推する
- STEP2:ユーザーのニーズに合ったコンテンツを設計する
- STEP3:タイトル、メタディスクリプション、見出しにキーワードを配置する
STEP1:検索意図を類推する
検索意図とは、ユーザーが特定のキーワードで検索した目的や意図のことです。ユーザーが持つ隠れたニーズを意味します。例えば、「SEO ライティング」で検索している人の検索意図は次のようなものが考えられます。
①SEOライティングの基本やコツを学びたい:検索意図として、SEOライティングの定義や具体的なやり方、効果的なキーワードの配置、検索エンジンに評価されやすい文章の書き方を知りたい。
→「SEOライティングとは?初心者向けの基本と具体的な手順」など
②SEOライティングのテクニックや技術を探している:検索意図として、上位表示されるための具体的なテクニックや最新のSEOのトレンドを知りたい。
→「SEOライティングで重視すべき最新トレンド」など
③SEOを熟知したライターにを外注したい:コンテンツマーケティングの記事の外注を考えていて、ライターを探している。検索意図として、依頼する方法や料金を知りたい。
→「SEOを熟知したライターへの依頼方法と料金相場」など
キーワードには、いくつもの意図が隠れています。表面的なニーズだけではなく、潜在ニーズも考慮して検索意図を深掘りしていきます。そして、理想の顧客が考えるであろう検索意図を1つに絞り込んでいきます。
STEP2:ユーザーのニーズに合ったコンテンツを設計する
キーワードから、ユーザーが求める検索意図を読み解くことが、SEOライティングの本質になります。そして、検索意図に合ったコンテンツに仕上げていきます。例えば、「SEO ライティング 基本」というキーワードの検索意図を、SEOライティングの定義や具体的なやり方、効果的なキーワードの配置、検索エンジンに評価されやすい文章の書き方を知りたいと想定したら、そのニーズに応えるコンテンツを作っていきます。ニーズに応えるために、以下のような見出しのコンテンツに仕上げていきます。
①SEOライティングとは?その定義と重要性
②SEOに効果的な記事を書くための3つのコツ
③キーワードの選定方法と効果的な配置のコツ
④検索エンジンに評価される見出しの作り方
⑤読者のニーズに応えるコンテンツ作成の手順
⑥SEOの効果を高める内部リンクの貼り方
検索意図に合ったコンテンツにすることがSEOライティングの基本になります。
STEP3:タイトル、メタディスクリプション、見出しにキーワードを配置する
書き上げたコンテンツのタイトル、メタディスクリプション、見出しにキーワードを配置していきます。検索エンジンが認識できるように、わかりやすい位置に配置していきます。ポイントは、
・タイトル、メタディスクリプション、見出しの前方にキーワードを入れる
・キーワードの並び順は、ユーザーが検索窓に書くであろう順番に合わせる
・キーワードと一緒に使われやすい共起語も入れるようにする
・画像のalt属性にもキーワードを入れる
タイトル、メタディスクリプション、見出しだけではなく、コンテンツ全体の本文にも狙っているキーワードを冗長にならない程度に配置していきます。
まとめ
SEOライティング自体は、テクニックに近いため、それほど難しいものではありません。
ただ、理想の顧客が使うであろうキーワードを見つけること。そして、キーワードから検索意図を読み解き、検索意図に合ったライティングをすることには少々経験が必要です。
重要なことは、ユーザーが求めている情報、ユーザーに有益な情報を提供すること。そして、検索エンジンに、どのようなコンテンツなのかを伝えるための作法(SEOライティング)に沿って書いていくということです。
この2つを守ることで、検索結果の上位に表示されて、アクセスが増やすことができます。ぜひ、チャレンジしてください。
なお、Webライティングを、より深く知りたい方へ「繁盛ホームページ9日間プログラム」を用意しています。ぜひ、こちらもチャレンジしてください。