この記事は、こんな方におすすめです!
- SEOに効果的なタイトルの付け方がわからない方
- いくらブログを書いても上位表示されない方
- SEOで顧客を集めたいと考えている方
たった3秒で、人は読むか、読まないかを決める
人はたった3秒で、読むか読まないかを決めます。書籍も、どんな内容かわからないのに、タイトルや表紙を見て手に取り、ざっと中を見て、購入するかどうかを決めています。
検索結果の似たようなタイトルの中から、選ばれたWebサイトだけが読まれます。判断基準は、ほぼタイトル。ただ、検索結果の場合は、上位に表示されていれば、上位ほどクリックされる確率は高くなります。なので、SEO(検索エンジン最適化)に効果的なタイトルを付けるトレーニングする必要があります。
キーワードの選定力が、超集客に影響する
こんにちは。自家製ホームページでファン・コミュニティをつくるクラフトホームページの北街です。
タイトル(title)、めちゃくちゃ大事です。
ただ、ブログを書いた後に、「30文字くらいで」と、サラっとタイトルを作っていませんか?
タイトル作りで、特に重要なのが、キーワードの選定。そのキーワードがSEO戦略の中でも極めて重要な役割を果たします。
タイトル(title)とは?
タイトル(title)とは、HTMLソースコード内にある<title>と</title>にはさまれた文字部分のことを言います。SEOにおいて、とても重要で、Webサイトのまさににタイトル(題名)です。検索をした時に、Webサイトのタイトルとして大きく表示されるため、ユーザーはタイトルを見て、求めている情報があるか、ないかを判断します。同様に、GoogleやYahoo!のような検索エンジンに対しても、ページの内容を示すものになります。
こう書くと、少しややこしくなってきたので、ここでは、それぞれのページに付いている「本のタイトルのようなもの」と覚えておいてください。
タイトルタグ作成のポイント
- 文字数
- 28文字以内(はじめの18文字が重要)
- 記事内容を伝える端的な1文
- できるだけ具体的に(数字や理由、法則など目を引く言葉を入れる)
- キーワード含める
- キーワードは前半に(キーワードを多く詰め込み過ぎない)
検索結果のタイトルで、見るページを決める
検索したキーワードが、タイトルの中に含まれていると、ユーザーは、「探している情報が、そのWebサイトにあるかも!」と考えます。なので、タイトルには、ユーザーが困って検索している時の情景をイメージして、検索窓に書きそうなキーワードを入れて文章を構成します。
Googleのガイドにも、“タイトルとは、サイトの訪問者と検索エンジンの双方にそのページのトピックが何であるか伝えるもの”と書かれています。
ということは、タイトルが良ければ、ホームページを顧客を呼び込めるということ?
まさに、その通りです。
よく例えられるのが、本のタイトル。
内容がわからない本を、タイトルだけで購入しています。人は、本を「内容」ではなく、タイトルからイメージする「期待」で選んでいます。
ホームページも同じ。期待をMAXにするタイトルなら、クリックしてもらえます。
逆に言うと、キーワードによって、どのような顧客が集まるかが決まります。
検索エンジンの仕組みとSEOの役割
検索エンジンは、検索窓にキーワードを書き込むと、世界中のWebサイトから、そのキーワードに関連性が高いと思われるページを集めてきて、一覧で見せてくれます。
その検索エンジンが、「検索窓に書かれたキーワードと関連性が高いページかどうか?」を判断する材料として、タイトルが大きな役割を果たしています。ページの内容を、タイトルに反映されて、正しく検索エンジンに評価してもらうことが、SEO戦略の基本原則になります。
キーワード選定の重要性
「記事に、どんなタイトルを付けるか?」が重要なことをわかってもらえましたか?
しかし、あまり考えずに、タイトルを決めたWebサイトを、よく見かけます。実にもったいない。では、どんなタイトルを付ければいいのか? 実は、サイトの種類によって、付け方が変わります。
サイトの種類によって異なるタイトルの付け方
コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、企業の公式ページのことを言います。インターネット上にある企業のパンフレットのようなものです。
特定のキーワードというよりも、社名で集めることを目的にします。ただ、1つか2つ訴求したいキーワードを加えるのが基本です。
例えば
<title>クラフトホームページ-自家製HPでファン・コミュニティを作る</title>
「会社名」+「特徴や強み・キャッチフレーズ」という構成
Q1:あなたのコーポレートサイトのタイトルを考えてください
サービスサイト
サービスサイトとは、特定の商品やサービスに特化してつくられたサイトのことを言います。例えば、飲料メーカーは、企業のコーポレートサイトとビールや炭酸飲料のページを個別で持っていたりします。この個別の商品に特化したページが、サービスサイトです。
「サービス名」に「特徴や強み・実績」などで訴求します。
例えば
<title>話題の◯◯ビール【累計◯万本突破!】感動のビール体験</title>
「サービス名/商品名」+「特徴や強み・実績」という構成
Q2:あなたのサービスサイトのタイトルを考えてください
ECサイト
ECサイトとは、インターネットで商品を販売するためのサイトのことです。サービスサイトが商品の特徴や開発秘話などを紹介することをメインにしているのとは対照的に、商品情報とショッピング機能で購入がスムーズに進めるように特化したサイトになっています。
「商品カテゴリ」や「商品+通販」などで訴求します。
例えば
<title>◯◯◯◯◯|すぐ登録!ずっと無料で使えるCMS【◯◯◯◯】/title>
「サイト名/商品名」+「SEOキーワードの一部」【サイト名】という構成
Q3:あなたのECサイトのタイトルを考えてください
リクルート(採用)サイト
リクルートサイトとは、求職者向けの企業情報や採用に関する情報を提供するサイトのことです。コーポレートサイトは顧客や取引先向けの企業情報であるのに対して、求職者が求める情報をメインに掲載したサイトになります。
求職者が検索するであろうキーワード、「求人」「職種」「スキル」「勤務地」などと、タイトルを一緒に記載します。
例えば
<title>東京都 マーケティング 求人転職・就職|クラフトホームページ</title>
「検索しそうなキーワード」+「会社名」
Q4:あなたの採用サイトのタイトルを考えてください
タイトルに含めるキーワードの選定手順
では、タイトルをどのように付けるかを見ていきたいと思います。
タイトルタグの文字数は30文字
文字数には制限がないと言われていますが、30文字程度が推奨されています。その30文字の中に、伝えたい内容を詰め込まなければなりません。ある意味、俳句のように言葉を厳選する必要があります。
そこで重要になるのが、まずSEO対策したいキーワードを決めるということです。
こう書くと、「じゃ、できるだけ多く入れれば何か引っかかるのでは」と考える人もいるでしょう。しかし、不要なキーワードを詰め込みすぎると、内容が不明確になり、上位表示されにくくなってしまいます。注意が必要です。
そして、もう一つ大切なことが、あなたのホームページの他のページとタイトルタグと重複させないということです。タイトルで使われているキーワードで検索すると、検索エンジンが競合するページだと勘違いして、競い合わせてしまいます。いわゆるカニバル(共食い)ってしまい、検索順位を下げてしまいます。
上記に注意しながら、タイトルに使うキーワードを選んでいきます。
そのページの内容を端的に表すタイトルにする
そのページの内容とタイトルが一致させることは、とても大切です。
多くのユーザーは、検索結果に表示されたタイトルを見て、クリックするかどうかを決めます。クリックしたはいいが、タイトルと内容が違っていたら、満足度が下がってしまいます。そのため、検索エンジンは検索結果の上位には、顧客が望む情報を表示させようとします。
検索窓に入れるキーワードから、顧客が何を望んでいるかを類推して、最も望んでいそうな内容やタイトルのページを上位に表示するという仕組みになっています。
クリックしたくなるタイトルにする
次に重要なポイントは、クリックしたくなるタイトルにするということです。では、どのようなタイトルにすると、クリックしたくなるのか? ポイントは次の3つです。
- タイトルを見ただけで、誰に向けてのページなのかわかる
- タイトルを見ただけで、ニーズを満足できそうなイメージが湧く
- タイトルを見ただけで、競合よりも目立っている
この3つをクリアすることを意識して作成しましょう。
対策キーワードを含める
対策キーワードをタイトルに入れます。ページの内容を踏まえ、効果的なページタイトルを作成していきます。では、どんな対策キーワードを入れていくのか見ていきます。
地名系のキーワード
商圏が限定されている場合は、地名キーワードをタイトルタグに入れるようにします。地名をキーワードに入れるメリットは、地名を入れるだけでライバルが激減するためです。ライバルが少なくなれば、上位表示される確率が高くなります。
ベネフィットのキーワード
商品やサービスを利用することで、手に入れることができる価値のことをベネフィットと言います。商品やサービスを強調したい場合は、顧客のベネフィットを伝えるキーワードを入れるようにしまします。
簡単にできる、すぐできることを表すキーワード
人は、得になること、簡単にできること、スピーディーにできることが大好きです。そのようなキーワードを社名にかけ合わせると効果的です。
数字を入れる
数字を入れるとメッセージが具体的になり、信憑性が高まります。タイトルは、字数が制限されるため、価値が即理解できる数字を使うことで、メッセージを効果的に伝えることができます。
キーワードの選定 事前調査
どのようにタイトルを考えていったら良いのかが分かったところで、まずは事前調査を行います。調べる内容は、以下の3つです。
- 業界やニッチの分析
- 検索ボリュームと競争度の分析
- ユーザーの検索意図の理解
業界やニッチの分析
SEO対策のポイントになるのは、まずはライバルの少ない市場でNO.1になるということです。ネット上には、情報が溢れています。また、全国の会社、全世界の会社がライバルになります。そのため、自社の強みが引き立つ業界、ニッチな分野に絞ってアピールしていきます。
- ターゲットとする市場や競合を調査して、ニッチな分野を表すキーワードを探す
- 業界のトレンドやニーズを把握して、ライバルが絞られる分野のキーワードを探す
という業界やニッチの分析を行います。
検索ボリュームと競争度分析
キーワードプランナー等で、検索ボリュームと競争度分析を行います。
- キーワードの検索ボリュームと競争度の評価を確認
- 適切なキーワードの選定
を行います。ChatGTPなどを使ってタイトルを考えることもできますが、ツールを使えば簡単に検索ボリュームを知ることができます。どのキーワードを選ぶか数字から追うことも重要です。
ユーザーの検索意図の理解
ユーザーが求める情報は、キーワードからある程度、類推することができます。Knowクエリ・Goクエリ・Doクエリ・Buyクエリなど、かけ合わせるキーワードは、ユーザーが求める情報やニーズの把握をし、検索意図に合致したものを選んでいきます。
SEO対策の成果の分析と改善
タイトルは、作ればお終いではなく、作ってからがスタートです。
SEOの効果を分析することは、ホームページを運営する上で不可欠です。SEOの効果を分析するために、適切なツールは欠かせません。Google AnalyticsやSearch Console、グーグル広告などのツールを使用することで、集客の変化やキーワードのランキング、競合分析などを行うことができます。これらのツールを駆使して、データを分析することで、より効果的なSEO戦略を構築することが可能です。
まとめ
タイトルは、キーワード選定が成功のカギを握っています。ライバルの少ないニッチな分野で際立たせるキーワードを見つけることで集客数を増やすことができます。
SEO対策は、事前の準備と実施後の改善がポイントになります。ホームページを自作できれば、簡単にSEO対策ができるようになります。ぜひ、自家製ホームページで、ファン・コミュニティを作ってください。